また前の日記から少し日が空いてしまった。蒸し暑いような、夜は涼しいような天気。夕方セブンイレブンでサンドイッチが30円引きになっていたので買って東急の屋上で食べたけれど少し寒かった。
6月も出店など含めイベントが4つも入っている。相変わらず息つく暇もなく時間が過ぎる。ただ、忙しいと言っても、ここ最近売上げが落ちていて気になる。朝は棚とじっくり向き合ってみようと決めた。まずは棚の整理。順番が乱れているところや、本が傷んでいるところはないか、棚の流れがわかりにくくないか、今発揮できるベストな棚になっているのか考える。今文庫と美術の棚がぱっと考えてみるだけでも甘いのでどうにかしたい。
昨日は休みで赤鹿麻耶写真展ぴょんぴょんプロジェクト vo.1「Did you sleep well?」に行ってきた。会場は江戸川橋の銭湯、松の湯2階。2階へと続く階段ですでに赤鹿麻耶の写真が訪問者を出迎える。銭湯だから土足ではいけないようで、スリッパを履きかえ中へ。銭湯の受付で記帳して、何気なく振り返ると、この写真展が異常なことに気が付きはじめる。備え付けのガラスショーケースの中にある写真たての写真(例えばその銭湯が家族経営ならばその写真たての写真が銭湯の経営者の家族でもおかしくないのだが)がすべて赤鹿麻耶の写真なのだ。その徹底ぶりに初めから笑う。そしてそこからは完全に赤鹿麻耶に征服された銭湯の部屋を一部屋一部屋渡っていくことになる。この展示は、こんな展示方法があったのかという驚きとともに、本当に写真をたっぷり楽しめるのがすごい。そして展示方法だけでなくて、写真自体も強烈なのにどこかに包容力を宿していて、変な人でも乗っていい宇宙船のようになっていてとてもよかった。また、これは何でなのかは全然わからないのだけれど、奥のお風呂の窓が開いていて、巨大な写真と日常の風景を一緒に見ていたらなんだか涙がでた。本当に一見の価値ありなので是非見た方がいいと思う。