1週間が終わった。今週一番のニュースは百年にニューフェースが入ったこと。今までMAXが3人だったけれど4人になった。なんだかこれでやっと「職場の全員が・・・」と言った時に後ろに括弧で(といっても3人だけど)と付けなくてよくなった気がする。新しい人とともに新しいことがやってくるのだろうと思う。歓迎。今週は雨ばかり降っていたので売り上げが伸びずしょんぼりした。今日は久しぶりに市場へ行った。建築、食べ物、着物、デザイン、外文と入れたものがまんべんなく落札。他の札もほとんど突き上げていたので気分がよかった。一人だったらこんなに落とせなかった。これぞ、って感じのものはないかもしれないけれどバランスよく棚が潤う予定。出張買取も好調。写真関連、デザイン関連で近々いい新入荷あります。
あと今日は小学校高学年くらいの子が一人で来てDVDのムーラン2を買っていった。多分前に来た時に見かけて目をつけていたのだろう。入ってまっすぐムーランに向かってそれを手にすると迷わずレジに来た。彼女の欲しいものが百年にあって、それが買える値段だったのだなと思ったらなんだかとても嬉しかった。
今週は仕事の後に「季節の記憶(仮)」という映画を見に行ったけれど、間に合わなくてトークだけ聞いた。会場に古谷利裕さんを見つけたので挨拶をして感想を聞いたら夏篇がとてもよかったと言っていた。「ルノワールっぽいという評判を聞いてきた」と私が言ったらところどころそれ以上じゃないかなとも仰っていた。見逃したことがいっそう悔やまれる。展示もよかった。
「永遠の人」も見た。人間の愛憎を描いているのだけれど、風が吹いて、汽車が走って、人間が走って、山からは煙がもうもうと出て、役者は映画の物語の時間通りに老いていくし、モノクロの黒は美しいし、時間の使い方もうまいし、もうとにかくすごかった。映画の形式も内容もお腹にぐっさりと刺さったせいか、いい映画を見たーという気持ちは今日になってもなかなか消えない。