夏休みを挟んだせいもありとても久しぶりの日記。ここのところ買取り買取りでバタバタしている。店内にはまだ出せていない本がたんと積んでありお客さんにはさぞ迷惑なのだろう。申し訳ない気持ち。でも買取りが多いと本当に心強い。今週はひたすら値付けとスリップ書き。柴崎友香さんの展示は今日まで。柴崎さんと堀江さんのイベントに参加できずとても残念。とてもよかったようで他のスタッフが妬ましい。

色々書きたいことはあるのだけれど仕事の最後のほうは疲れ果てていることが結構多いせいか頭が回らない。休日は最近なかなか映画が見られていなかったので曽根中生を4本、ベルイマンを3本、新作3本とはりきって映画をたくさん見てしまった。『古本の時間』(堀内弘著、晶文社)『西荻窪の古本屋さん 音羽館の日々と仕事』(広瀬洋一著、 本の雑誌社)を読み終えた。『古本の時間』は思いきり笑ったり泣いたりしながら読んでしまった。タイトル通り古本の時間を分けてもらったようでこの時間が終わらないといいんだけどと思いながら最後の頁にたどり着いた。『西荻窪の古本屋さん 音羽館の日々と仕事』は参考にしようと思うことが書いてあった。そして、本を呼ぶ本というのが沢山あると思うのだけれど、この本は人を呼ぶ本だなと思った。京都の風信子亭はいつか絶対行きたい。いや、この2年以内にきっと行く。