今日は冷え込んだ。お花見だと意気込んでいた方々はさぞ無念だったろうな。せっかくの休日なのに店内は終日のんびり。ちょこちょこ補充しつつ、ネットの登録を進めたりなどして一日を過ごす。明日は雨も降るらしい。私はお花見を先週済ませた、家にあった飲みかけのボトルワインを抱きかかえて井の頭公園でらっぱ飲み。3人以上の集まりが苦手なので、大人数でワイワイみたいなお花見は随分やっていない。やはりお花見は、エレカシの「上野の山」のごとくあってほしい。何やらワイワイ楽しそうだな、私も花見にいれておくれよ(と遠くから一人でポツンと眺めるだけ)という感じ。

3月も明日で終わる。3月は2つイベントがあり、4月は今の所1つ決定している。沖縄の女性写真家・石川真生さんをお招きする写真のイベント。刊行されたばかりの石川さんの写真集は、沖縄返還後間もないコザで生きた女性たちの記録。私は恋人が沖縄出身なので、彼の話から沖縄の女性のたくましさというのが少しわかる。そしてそれらは、私にはまぶしく映る。石川さんが撮った女性たちの美しさ・逞しさは今でもまったく褪せていない、時代がつくったものではないのだろうと思う。そのたくましい女性の一人の、石川さんのお話しを聞くことがとにかく楽しみ。それから、今回のテーマは「沖縄で写真を撮るということ」。東松照明、中平卓馬、多くの写真家が沖縄に惹かれ、様々な沖縄のすがたを映した。石川さんは沖縄で生まれ、沖縄で育ち、どのような思いでレンズ越しの沖縄を見るのだろう。

お酒を飲みすぎた翌日は、眼鏡がとても重く感じる。めがねの「つる」が耳にあたって痛い。なぜだろう。まるで三蔵法師が孫悟空にはめた頭のわっかのように、天上の人々がわたしに眼鏡を与えたのだろうか。調子に乗ると眼鏡を重くして、私の耳を傷めつけ、戒めを与えているのか…。