きょうはどうやら2月下旬の寒さだったらしい、2月下旬の寒さといったって4月下旬だ。「寒くなる」というニュースを聞いても「寒さ」というものがどういうものか半ば忘れているのだよ。今朝だってコートを着るか着ないかで迷った。人間は「寒さ」を簡単に忘れるほどボロいつくりなので、ころころ天候を変えないでほしい。
この寒さと雨で今日はさぞ時間を余すだろうと思いきや、いつもの休日より少ないもののたくさんの方にお越し頂いた。感謝。ちょうど棚をがらりと変えたばかりだったのでなおうれしい。海外文学と人文書をだいぶ入れ替えて、BDや幻想関連の画集もまとめた出した。BD~幻想関連は、手前味噌ながら結構豪華な並び。特に「リトル・ニモ」の日本語版があるのがじまん。

私事ながら、私は百年で働き始めそろそろ7年が経とうとしているけれど、4月末日で退職することになっている。退職を決めたのは12月だったけれど、早いものでそこから約4か月も経っている。4か月も経てば、店長も脇山さんもどこかで「このひと実は辞めないんじゃないの」という感じになってる気もするし、私も私で「これ本当に辞めるのかな。。。」とどこか思っている。とはいえ、新しい職場も無事決まっている。新しい職場は、本とは無縁の職場になる。ずっとこころに引っかかっていたことに向きあうことができそうな仕事を始める。あと2週間も経てば7年間毎日過ごしたこの店内ともお別れ。月日の経つのがいかに早いか。実は、古本を道半ばで諦めたように自分でも思えて、お世話になった方々に退職の挨拶をするのが辛い。自分で自分を情けないと思う。それでも、ご挨拶するたびに応援する言葉ばかりを頂く。このことがいかに私を励ましてくれるか。やはり最後までお世話になってばかりだ。感謝の言葉ばかりを述べるのは心苦しいから、これからの振る舞いや行動で感謝の思いを伝えられるようにしようと思う日々。