今日もよく冷える日だった。今週もばたばたとあっという間に過ぎてしまったなあ。
 
相変わらず早川書房の日々。今週は「卵をめぐる祖父の戦争」、チャンドラーのマーロウシリーズ、ポケミスの2007年だかのミステリ短編集を読み、「ニュー・ロマンサー」にチャレンジ。まだこのあたりのSFは慣れない。ミステリやSFは今まで縁のないジャンルだったので、なんでもいいから読めるだけ読むつもりだけど、ミステリ短編集を読んでる途中から非常に退屈してしまった。「卵をめぐる~」もなんだか冴えず。このままだとミステリやSFから遠ざかってしまいそう。まだまだ知りたいことがたくさんあるのに。手当たり次第読むのじゃなくて、指針になるような手がかりをはやく見つけたいところ。ミステリ、SF以外で「すべて真夜中の恋人たち」(川上未映子)を読み終えたのだけれど、あまり響かず。それから、「本の音」(堀江敏幸)と「おとなの本棚 短編で読むシチリア」(あまりに寒すぎたのでシチリアを夢見て)を流し読み。「短編で読むシチリア」はピランデッロ、デ・ロベルトなど。もう少し知識があればもっと楽しかろうと、付け焼刃でシチリア史を調べるうちに、google画像検索でシチリア→頭の中でシチリア旅行→シチリア旅行の具体的な見積もりを検索という流れに。ここ最近の自分の本の読み方は、寒すぎて生活が辛いからとりあえず読むというようなもので、読んだはしから内容を忘れているような気になるほど無造作に文字を追うばかり。今日もまた。
 
大森克巳さんの写真集「すべては初めて起こる」を手にしたことが、今週一番大きな出来事だった。