アア今日も冷えた冷えた。午前中はどしゃ降りだったのでお客さんが少なく、寒さが骨をも砕く勢いだったけれど、雨があがってからは賑わったのでふくふく。今週もありがたいことに買取が充実していたので、入ったばかりの写真集や国内外文芸書・人文書などの良タイトルをどんどん棚に並べる。「構成的ポスターの研究」「type cosmique」「川久保玲とコムデギャルソン」など再入荷。今日は先日の市場で買ってきたものをまとめて値つけ。なかなか読み甲斐のあるものばかり。
 
今週はいきなり寒くなったのでひしゃげた。冬の帰り道は、一刻も早く帰りたいという思いと、少しでも暖まればという希望をこめて、全速力でダッシュして帰ることが多い。原始的すぎるきらいもあれど、なかなか理にかなっていると我ながら思う。ただ、別に急いでいるわけじゃないのに走る、というのはなんだか間抜けだけど。
12月17日に岡田温司さんと堀江敏幸さんのトークイベントが決定したのが楽しみすぎて、今週は堀江さんの本ばかり読んでいた。読書は冬のほうが進みが早い。あれもこれもと、立て続けに堀江さんの本を4タイトル読む。あとは、プレヴェール評伝のつづきを読み終えて、ユルスナールの「北の古文書」を読み始め。まだ手のついていない本が部屋の隅に積んであり、視界に入るたびに「すまない…」と胸が痛む。こんなときばかりは寒くなってよかったと思う(寒いとお酒を飲みに行かなくなるので読書が進む)。
 
そろそろクリスマスからは逃れられないという覚悟もできる時期。昨年のクリスマスは、女子の友人複数名からプレゼント交換しようと洒落たカフェでの会合にお誘い頂いたものの、いったいプレゼントに何を用意すればいいのかわからず、雑貨屋で一目ぼれした文鎮を携えて参加。いざプレゼント交換したらば、みんなリネンウォーター(未だに使い道がわからない)や蜂蜜などを贈りあっていて、文鎮だけが明らかにハズレだった。重いし、使い道わからないし、何これって感じだったという悪夢を思い出す。今年はまだ件の会合に誘われていない。きっと今年は開催されないんだろう。文鎮をイカすとか思っちゃうから誘われないのでは、という思いには気づかないふり。ちなみに、文鎮にあたった知人があまりにも不憫で、文鎮と自分がもらったプレゼント(アロマオイル)を交換して、文鎮は自分で持って帰った。重かった。