力尽きる前にブログの更新。のちイラレの特訓。
今日は涼しかったからかたくさん買取をお持ち頂いた。ありがたい。おかげさまで終日買取をしていたような気分、カウンターの中もそこかしこに小宇宙ができた。これから棚に並べるのが楽しみ。
 
今週は店長が首にコルセットをはめてきたり(コーディネート次第ではコルセットがおしゃれアイテムに見えると言っておられた、ちょっと新手のネックウォーマーみたいな感じ。)、久々に市場に行ったり(落札品はなし。海外文学を仕入れたい)、イラレと格闘したりであっという間。イラレを使っているひとからテクニックを教わって、中途半端に覚えて中途半端に使ってみたりするものだから、最終的にはよくわからないことになってしまう。買取時にご記入いただく「受け入れ」の紙を半泣きでやっと完成させるも、なんかこれズレてるよねという箇所多数。ふしぎ。
 
西山雄二「哲学への権利」を読み終える。小説ではない本を読み終えるのが惜しいと思いながら読んだのは久しぶりだった。「(中略)ひたすらテクストを読み、テクストを書くという孤独が人文学の基本をなす。こうした孤独がなければ、真に新たな旅を誰かと再びはじめることはできない」。繰り返しの作業のなかから明確な答えを見つけるのではなく、問いそのものを洗練させていくということ。それはきっと未知のものに出会い、驚き、この世界の鮮やかさに気づかされることへ繋がってゆく。まだ知らない誰かに触れる契機になる。笠井叡「カラダという書物」を読み始め。今福龍太「レヴィ・ストロース 夜と音楽」も面白そうだった。
 
いよいよ引越しも明日に迫り、昨夜やっと「あ、これやばいな」と気づいた。多分、というかほぼ確実に数日間真っ暗のなか、蝋燭かライトなどの明かりで生活することになる(電気のソケットがないから)。エスプレッソマシーンの導入を本格的に検討している場合じゃなかった。どうせ苦いコーヒーなんか飲まないんだから、価格ドットコムでエスプレッソマシーンを見るよりも、すべきことが他にあるのだった(あと価格ドットコムで見たのはオシャレ照明とプロジェクター)。