電脳部

今日は少し暖かくて吉祥寺も賑わっていた気がするけれど、なんだか慌しい日だったので街の様子はよくわからず。
店では今日もたくさんのお客様にお越し頂いた。
 
今週は買取りや値つけや市場などと平行して、HPのコンテンツを増やしたり、クレジットカード対応にしてみたりと、百年電脳部らしいこともした。百年電脳部といってみても、自分よりパソコンに疎い人はあまり見たこと無いというくらい疎いのだけど。パブリック・リレーションズというスペースに、昨年9月開催された百年「と」写真のテープ起こしをやっと掲載した。テープ起こしをしながら、お二人にああやって写真について語って頂くことができて本当によかったと何度も思ったほど、お二人の情熱と愛情が伝わってくるトークです。ぜひぜひご覧下さい。3週にわたって掲載していく予定。それから、自宅で別のイベントのテープ起こしもひっそりとやっている。ボイスレコーダーをイヤホンにつないで、全く使っていないノートパソコン相手にカチャカチャやっていると「お、電脳部っぽい」と思う。方法としては結構アナログなのに。
 
昨日は市場でもなかなか熱い出品が多く、「目の前にある本すべてを百年の棚に収めるシュミレーションはばっちりできていますよ…!」と熱くなり、全部とまではいかないまでも結構な冊数を実際に棚に収めることができそうな結果に。市場だったり、買取りだったりで店に入ってくる本の紙の感触や、本の重さ、表紙や本文のレイアウト、買取の場合だったらその本をお持ち下さった方がいるということを全部まとめて覚えておきたい。その方の本棚に並んでいたこと、その方の前にも別の持ち主がいたかもしれないこと、1冊の本から自分が広げた想像や、本を手にした時のドキドキ、それからその本につけた値段、どの道筋を辿っての価格なのかということまで覚えておきたい。1冊の素晴らしい本を手にしたときに、自分がまずできることはそういうことなのだと思う。縁があり、目にすることができた本をずっと忘れないこと。今週はこんなことを思う機会に恵まれ、非常に実りの多い一週間だった。