可能な人生
今晩はサッカーの試合中継があるからか、いつもより人がいなくなるのが早い。サッカーにあまり関心を持てない身としては、今後この無関心にどれだけ磨きをかけられるかが勝負だと思っている。盛り上がってるから中途半端に情報が入ってくるだけに、知ったかぶりをすることのないよう心がけなければ。
今日はあたらしいスタッフの初勤務日だった。大きな流れから細かなことまでちょこちょこと伝えていく。新しい人が加わることで変わってゆくだろう様々なことがたのしみ。それから、先日市場で落札した文庫200冊程度の値つけや、今日お売り頂いた本の査定と整理、棚の補充などで今日もあっという間。いつもは棚に出す文庫をある程度選んでいるのだけれど、ちょっと偏りが出てきたので、時代小説や推理小説、ベストセラー系の近年刊行文庫なども思い切って棚に出してみることにした。お買い得価格です。定番の岩波文庫も良いタイトルが結構揃ってます。
今週は寒さのあまり、家にこもりきりだったので読書が進んだ。水声社から出ている「クリスチャン・ボルタンスキーの可能な人生」や、国書刊行会の「山尾悠子 初期短篇集」などを読む。ボルタンスキーが偉大な作家であることはさておき、ボルタンスキーの振る舞いはどこか放っておけないようなちょっと胸をキュンとさせるところがある。店長から「神的批評」を借りたので、今日から読み始める予定。いわゆる人文書の類を読むのは随分久しぶりだ。
土曜日の夜は、ハモニカキッチンのお弁当にお世話になることが多い。昼の休憩時間に買うと、タイムサービスで250円。雑穀米、魚、野菜の惣菜にたまにチキンが入っているのに250円。勤務先が吉祥寺で良かったなあと強く思うのはこんなとき。