そろそろ

あっという間の一週間。今日は特別に寒かったのか、いつもより少し賑わいも控えめ。 
ドイツの伝説的な雑誌twenをまとめて棚に出したので、今日在庫分をネットに登録。ネットに登録しながら、デザインの美しさ、レイアウトやタイポグラフィのセンスの良さ、そして写真の素晴らしさにときめいた。店頭に在庫がある分は1970年と1971年のもので後期にあたるもの。スタイルも十分に確立されていてブルース・デヴィッドソン、エルスケン、ウィル・マクブライドなどの写真もぐっと際立っている。ドイツがまったく読めないので憶測だけれど、ヒッピーの思想や学生運動などについても触れているようで、当時の若者の雰囲気が伝わってくるのがくすぐったい。店頭でもネットでもご覧いただけるので、写真、デザイン、70年代文化に興味のある方はぜひ一度ご覧になってみてください! 
いまでこそ雑誌の力というものを感じることは少なくなったけれど、高校生の頃にリラックスから受けた影響は恥ずかしいほど大きかった。当時はリラックスとスタジオボイスの発売日が一緒で、金銭的に困窮しきっていた高校時代はどちらを買うかで1日は悩めたことを思い出し、登録作業をすすめながらさらにくすぐったい感じに。思えば渋谷を舞台に発展した文化がある、ということを私はリラックスから教わった気がする。雑誌の雰囲気が、かつての思想や態度の存在を伝えていた。誌面を眺めるたびに街には常に何かあるんじゃないかとわくわくしたなあ。 
 
今日はpurpleのバックナンバーや、スイス、イタリア、チェコなどのデザイン関連本を棚に出したりなどして、あとはパソコンで登録作業をどんどんすすめた。やれるうちに、とすすめるも登録作業で体がこわばる。今までなんとなくやばいんじゃないかと思って控えていた、休日にひとりで健康ランドで昼間から入浴→ビールをそろそろ解禁してしまいそう。