いつも閉店10分くらい前にブログを書き始めては、頭が働かずボヤボヤになってしまうので、今日は早めに書いてみる。
書きなれてるひとにとってはたかがブログ(チラシの裏)でも、書きなれていない私にしてみれば夏休みの絵日記のよう。
 
最近暑い日がつづく、つづく。
けれども、お盆明けくらいから、買取のご依頼が増えている、みなさん暑いなか汗を書きながら重たい本を持ってきてくださる、ありがたい。
本日も、朝からたくさんの本をお持ち頂きました、ありがとうございました。
 
百年「と」写真のイベントまであと1週間をきった。早いですね、ほんとうに。
百年での久々の写真のイベントは、松涛美術館の学芸員で安井仲治展や大辻清司展などを企画された光田由里さんと、match&company主宰で「いま」の写真を語るにあたって外せない方でもある町口覚さんをお招きします。
光田さんは著書「写真 「芸術」との界面に」で、福原信三や野島康三といった戦前の写真家を、時代背景などから語るのではなく、現在の視点から見据えてなぜ・どこが・どのように素晴らしいのか、そこに写真家たちは何をかけていたのか、ということから語っていた。その熱量が、過去の写真家や作品を「現在」を読み解く鍵へと変化させていたし、作品を現在でも通用とするいきいきとしたものとしてみる見方を教えてくれていた。
町口さんは、昨年M/lightレーベルから田村彰英が69年から89年にかけて撮影したモノクロ写真を集めた「afternoon」を刊行した。個人的には、match&companyから過去の作品が刊行されるということ自体驚きだったし、それ以上に作品の素晴らしさにもっと驚いた(こんなに素晴らしい写真を今まで知らなかったなんて!という驚き)。写真の歴史に対する経緯と同時に、「いま」を見つめるひとつの手がかりとして過去を捉えているような前向きな意志を感じた。
このお二人をお招きするのだから、写真について刺激的な言葉が交わされる場となることは間違いない。先日、光田さんにお会いした際も、光田さんから次から次へと写真家の名前や作品について愛情深い言葉がでてきて「もっとお話を聞きたい」とどっかの生徒のように思った。お相手が町口さんならばどんな話が出てくるのだろう。当日は、わたしが簡単な進行を務めさせて頂くことになったので、のんきに「わくわくする」とばかり言ってもいられず、早くもやや緊張してもいるのですが、やっぱりそれ以上にわくわくしてます。
ちなみに、わたしは人前で話すことは物心ついた頃から不得手で、国語の授業の音読で緊張しすぎて鼻血を出したり、顔が尋常じゃなく赤くなるため「やかん」というあだ名がついたりするほどだったのですが、当日はあまり緊張せずにがんばりたいと思う。
イベントのご予約はまだ受付ております。ぜひお気軽にご参加ください。
みなさまのご参加を心よりお待ちしております。