さいきん買取りフェス。
たくさんの良書をたくさんの方に売って頂いた。
思えば、昨年の夏もラテンアメリカ文学をまとめてお売り頂いて、
わっと値付けして、わっと棚に出しながら、
「ああ、夏だなあ!楽しいなあ!」とテンションあがりまくったことを思い出した。
海やキャンプや音楽フェスやら夏のレジャーは多数あるけれど、
本をお売り頂いて、わっと値段をつけるのも、レジャーと同じくらいアドレナリンが出る。
 
先日月曜は夜から古本勉強会。
西荻窪のささま書店さん、下北沢のほん吉さんに百年の棚を見てもらって講評会。
にたりにたりして誤魔化したくなるようなご指摘を頂く。
せっかく頂いたご指摘をお酒にまみれて忘れてしまわないようにと、
講評会をレコーダーで録音してはみたものの、酔った席での会話を聞くのが怖すぎてまだ聞いていないし、聞ける気がしない。
メンタルが超絶強い日に聞こうとは思っている(いつだろう)。
 
先日日曜は新宿ピカデリーで「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」。
身を切るほどのよるべなさをどうにか振り切ろうともがくケンタとジュンの姿が、記憶に残る。
それから、カヨちゃんの生暖かそうなゆるみきった身体。
カヨちゃんの一言一言、一挙一動がいちいち愛を求めていたし、愛に溢れていた。
愛って何だとか、暴力って何だとかいうのを正面からはたき倒すような圧倒的な存在感。
新宿と渋谷と池袋、昭島で公開中だそう。
 
なんとなくいつもより静かな夜な気がするのはワールドカップだからか。
ワールドカップをW杯って最初に書いたひと、結構思い切ったことするよなあ。