百年「と」わたしたちの暮らし
機械化、ハイテク化が進み、なんでも買えば済んでしまう使い捨ての飽和状態のいま、今日の流行は明日には廃れる。そんな今こそ、より良いものを探す目を磨き、暮らしのなかのひとつひとつを見つめたい。日々の暮らしを見つめ、生活に寄り添う日用品を独自の視線でセレクトする吉祥寺Roundabout/OUTBOUND店主であり、「あたらしい日用品」の著者である小林和人さんと、自然に近いカタチが残された作品「sea stone works」をはじめ、日常の中で見つけた疑問と発見をカタチにする造形作家の古賀充さんにお話を伺う。より便利なもの、最新のものに目を奪われがちな中で、ものが持つ本当の価値とは何か、私たちの暮らしに与えてくれる豊かさや安らぎとはどういうものか考えてみたい。
小林和人(こばやし・かずと)
1975年、東京都生まれ。幼少期をオーストラリアとシンガポールで過ごす。1999年、多摩美術大学卒業後、国内外の生活用品を扱う店 Roundabout(ラウンダバウト)を吉祥寺にて始める。2008年には、やや非日常に振れた品々を展開する場所OUTBOUND(アウトバウンド)を開始。両店舗の全ての商品のセレクトと店内のディスプレイ、年数回のペースで開催される展覧会の企画を手掛ける。スタイリングや執筆の仕事も少々。著書に『あたらしい日用品』(マイナビ)がある。雑誌『POPEYE』にて「この状況、この道具」連載中。
Roundabout outbound WEB
古賀充(こが・みつる)
造形作家。日常で出会った物の中にある美しさやおもしろさを、様々な手仕事を通して作品にし、
国内外での展覧会で発表。その他、作品集や絵本なども制作。
主な作品集に「SEA STONE VASES」、「LEAF CUTOUTS」、「Driftwood Dinosaurs」、「warehouse」、絵本に「いしころ とことこ」、「ピーン」〈福音館書店〉がある。近年、木箱や紙箱といったプロダクトを作品にした「KOGA STORE」など新しいプロジェクトも展開している。
mitsuru-koga WEB
2013年7月26日(金)20:00~22:00(入場19:30)
チケット:1000円
7月6日(土)より、電話(0422-27-6885)・店頭・メール(HP右上の「お問い合わせ」もしくはmail@100hyakunen.com)にて予約受付開始!予約の際はお名前と参加人数をお知らせください。