石川真生トークイベント 百年「と」写真 そこには愛があった-沖縄で写真を撮るということ-


そこには愛があった-沖縄で写真を撮るということ-

「黒人を愛して何が悪い。セックスを謳歌して何が悪い。」クソ狭い島で、女たちは堂々と生きていた。
(「写真家 石川真生-沖縄を撮る」横浜市民ギャラリーあざみ野 パンフレットより抜粋)

沖縄で写真を撮るということは、必然的に沖縄が置かれている状況を撮るということを意味する。事実、石川真生もそれこそが写真をはじめる動機であった。「本土からの沖縄」ではなく「沖縄による沖縄」の写真。どうしても沖縄で写真を撮るというとこの対立から逃れられない。しかし、沖縄に生まれ今も沖縄に住む、女性写真家・石川真生は「沖縄」で堂々と生きる女性たちと出会うことで、その対立軸とは違う場所から「沖縄」を問う。その場所を問うことが、沖縄で「写真」を撮るということについての答えになるのではないだろうか。

石川真生(いしかわ・まお)
1953年、沖縄生まれ。1974年、WORKSHOP写真学校「東松照明教室」で学ぶ。その後、一貫して沖縄と沖縄に関わる人々を撮り続け、国内外で精力的に活動を続けている。2011年「FENCES,OKINAWA」でさがみはら写真賞を受賞。近年の主な著作に『日の丸を視る目』(未来社・2011年)、『沖縄ソウル』
(太田出版・2002年)、主な個展に「写真家 石川真生―沖縄を撮る」(横浜市民ギャラリーあざみ野・2013年)、主なグループ展に「アジアをつなぐ―境界を生きる女たち 1984-2012」(福岡アジア美術館ほか巡回・2012年-2013年)などがある。森美術館10周年記念展「LOVE:アートにみる愛のかたち」(2013年4月26日-9月1日)に出展予定。
石川真生ブログ まおの勝手におしゃべり

2013年4月22日(月)20:00~22:00(入場19:30)
チケット:1000円
3月24日(日)より、電話(0422-27-6885)・店頭・メール(HP右上の「お問い合わせ」もしくはmail@100hyakunen.com)にて予約受付開始!予約の際はお名前と参加人数をお知らせください。