西山雄二×大谷能生トークイベント 百年「と」哲学-哲学への権利、音楽への権利-

たくさんの情報や知識が飛び交うなかで、何を問うべきなのか、わたしたちがともに思考するゆるやかな連帯を持つことはできるのか、すこし立ち止まって考えてみたい。知識や情報のための学びではなく、問いを探し出し、問いを問いとして抱え続けるための学びである「哲学」に関わることが、その最初の一歩になるのではないだろうか。
 
『哲学への権利』(勁草書房)の著者・西山雄二さんをお招きして、「哲学」の役割についてお話をお伺いする。対談のお相手は、音楽・執筆活動など様々な領域を交差する大谷能生さん。『哲学への権利』のなかで、西山さんが提示した「哲学」の使命と希望は、大谷さんのこれまでの活動とどこかで通じているのではないだろうか。様々な活動や対話を通して浮かび上がってくる「哲学」のかたち。お二人の対話のなかから、いま「哲学」にどのように関わっていけるのか探ってみたい。

西山雄二(にしやま・ゆうじ)
1971年生。首都大学東京准教授。国際哲学コレージュのプログラム・ディレクター(2010年‐2016年度)。著書に『異議申し立てとしての文学 モーリス・ブランショにおける孤独、友愛、共同性』(御茶の水書房)、『哲学と大学』(未来社)、翻訳『条件なき大学』(月曜社)など。
HP:http://www.comp.tmu.ac.jp/nishiyama/

 

大谷能生(おおたに・よしお)
1972年生。批評家、音楽家。著書に『貧しい音楽』(月曜社)、菊池成孔との共著『M/D 上—マイルス・デューイ・デイヴィスⅢ世研究 上・下』(河出書房文庫)、門松宏明との共著による対談集『大谷能生のフランス革命』(以文社)など。音楽家としてfeep,simなどに参加。またダンスや演劇公演の音楽製作、コラボレーションワークなど多方面で活動している。
HP:http://www.ootany.com/

 
12月23日(祝・金) 19:00~21:00
1000円(予約時に当店でお二人の著書をお買い上げの方は100円引き)
50名
11月23日(祝・水)12:00~店頭・電話・メールにて予約受付開始!