あっという間に秋が深まる。本多康司さん写真展「suomi」が今日から始まった。ジョナス・メカスやスタン・ブッラケージなどの映画を見た後に、メカスっぽい、ブラッケージっぽいというように、「それっぽい」作品はわりと沢山あるように思うのだけれど、その多くにメカスやブラッケージに魅かれる時に感じるものが感じられない。いったい彼らの映画に何が隠れているのだろうと考えて、いつも結局答えが出せないでいる。そういうふうなことを「suomi」を見ても思った。見ていて滲み出す何かにとても心を打たれるがそれがなんなのか全くわからないのだ。
買取が相変わらず多い。店が本で溢れている。今は何と言っても写真集の棚がアツい。グロンスキーや津田直、野口里佳などの最近のものから荒木経惟、リー・フリードランダ―などなど。ハインズ・エデルマンなどの絵本やイラスト、BDもちょこちょこ出し始めた。昨日はボスの誕生日だったようだ。私はちょうど休みの日だった。そういえば今日出勤して「おめでとうございます」の一言も言っていないのを今さら気が付いた。他のスタッフはお誕生日ケーキをあげたと言っていた。

休みの日初台にあるふづくえという静かな店に行ってきた。美味しいご飯が食べられて、コーヒーが飲めて、お酒も飲めて、本が読める。ここはあっと驚くようなことを静かに静かにやっている。検索して是非行ってみてほしい。