高山さん家まで『日々ごはん１２』を受け取りにいく。いつものようにサインをしていただいた。『日々ごはん』もついに最終巻。終りじゃなくて、とりあえず。『日々ごはん』のいいところは、メモのような、ひとりごとのようなものになっていなくて、おそらく自分のなかにはもっと大切なものを得ていて、それを大事に育てていることがほのかに香ってくるとでもいうな、「ぜんぶ」を書かないところだと思う。
そのまま世田谷通りにあるantique grAmeにお邪魔する。百年で使うテーブルを買うため。最適なのがあったので購入。ほしいベンチがあったけど置く場所がないので堪えた。海外での買付けの話をきいて、行きたくなった。学生の頃はあんなに暇だったのに、ぜんぜん旅行に行きたいとは思わなくて吉祥寺にいたのだけど（！）、こうして忙しくなってきたら旅行欲がどんどん高まってきてしまった。なんだかなぁ。12月には子供も生まれるし、余計行けなくなる。それどころじゃなくなるのかもしれないけど。
そのテーブルを設置しようとしていたところに、ちょうど五十嵐くんが来たので手伝ってもらう。力仕事。タイミングが良すぎる。ということで、あれよあれよとマイナーチェンジ。悪くないなと思っていたら、五十嵐くんと山川さんは首をひねっている。慣れれば問題なし。
久しぶりに来た、百年のオープンのときは学生だったお客さんが、就職したんですよ、と遊びに来てくれた。こうして時間の移り変わりとともにお付き合いいただけるのは嬉しい。