三連休の初日、夕方からとにかく賑わい。買取のご依頼もぐんと増え、まこと有り難いの一言に尽きる。今日は本当に終日査定に明け暮れた、最近はもうひとりのスタッフ脇山さんが査定して、わたしがチェックすることが多い。時間も、労力も三倍かかる。わたしも査定し始めたばかりの頃は、査定するのが怖くて怖くて、夢に見ては寝覚めの悪い思いをしていた。今日は忙しかったので、ついクドクドと怖い声でああじゃない・こうじゃないと言ってしまったので、今晩脇山さんがいやな夢を見ないよう祈るばかり。ファーファくんの夢など見れますように。
そして今日はやらねばならぬ仕事に、まったく手がつけられないままに過ぎてしまったのだった。手入れ前の本に囲まれたまま。

展示とイベントの予定がそれぞれ2つずつあってわくわく。今月18日の八巻さんと島田さんのイベントは、サウダージ・ブックスさんから頂いた企画だったけれどこんな抜群のテーマ滅多にないよ…!と思うほど、個人的にはぐっときたのだった。予約受付中。3月は柳下毅一郎さんと佐々木敦さんをお招きして「読書」のトークイベント。「新世紀読書大全」が非常に素晴らしかったので企画し、開催できることになった。これから着々と告知を進める予定。こちらも早くも楽しみで仕方ない(わたしなんぞの想像を遥かに超えたディープなお話しを聞けるのではないかと思っている)(何より読書をもっともっと楽しむきっかけになるに違いない)。
展示は、現在藤田恵さんの抽象画展、21日からは岡田喜之さんの「やさしいかお」展。お二人とも、頻繁に百年に足を運んでは絵の見せ方を変えたり、より良くしようと工夫して下さっている。この度おふたりの作家のすがたをみて、作家と作品を見に来て下さる方と、店側の人間としてどのように関われるかを考えた。現在も考え中。ただ「場」を提供しますよ、というのとは違う関わり方。

頭がわちゃわちゃしていてブログが長い。今週はあまり本を読めず。昨日アンナ・カヴァンの「アサイラム・ピース」を買った。久しぶりに女友達と遊び、「ちょっと化粧濃いめにしよっと(*^^)v」とか(結局いつものうだつがあがらない感じの仕上がり。しかも「なにその髪型」とか笑われる)、なんかスキンケアの話聞いたりとか、口紅貸してもらったりとか、こんなに楽しいものかとつくづく思ったりなど。心底楽しみ、友人の貴重さを思い、しばらく幸福なきもち。あとは、毎週かなり楽しみにしていたNHKの金曜22時からの番組が昨日で終わってしまったのが、辛。週に1時間、原田泰造を見ながら慈愛の笑みを浮かべるという貴重な時間が失われてしまった。無念。ほかに原田泰造が出ている番組探さなくちゃ。