ゴールデン・ウィーク初日。連休初日にふさわしい気持ちの良い一日。吉祥寺の街も普段以上ににぎわっていた。今日は入荷したばかりの国内写真集を値つけして、すぐに棚へ出す。野口里佳「鳥を見る」、深瀬昌久「父の記憶」(本当になんてすばらしい写真集なんだろう)、その他蒼穹舎やラットホールギャラリー、ヒステリック関連のタイトルなど。同時に仕入れたリシツキー展や現代デザインの水脈展などの展覧会図録良タイトルもすぐに棚へ。このゴールデンウィークはアートブックの在庫が持つかどうか不安だなあと思いながら、補充したり査定したりであっという間。
 
保坂和志さん「カフカ式練習帳」をそろそろ読み終えそう。今週はこればかりを読んでいた、ずっとずっと読んでいたいと思いながら、朝起きて歯をみがきながら/夜眠る前電気を消した後に/休憩時間に/移動中に。小島信夫の話と猫の話、それからきれいな女の子の話が頭からこびりついて離れない。
ツタヤがレンタル100円になって浮かれて、ほぼ毎日DVDを観ている。しかも、有名だけれど見たことのないものばかりを観ている。死ぬまでにしたい10のことを観てムシャクシャしたり、エイトマイルを観てマジでドープでシックなフィールになったり、スナッチを観てヒャッホウと思ったりしている。あまり観ないタイプの映画を見る中で、ブラット・ピットとジュリア・ロバーツについて、わたしは今までずっと誤解していたのだと気づき(ブラット・プットは軽薄そうで、ジュリア・ロバーツはブスだと思っていた)、その二人が出ている映画もこまめに観ていた。そして、ザ・メキシカンという二人が共演している映画を発見してしまった、タイトルからしてあれっぽい感じ。これは来週の課題。
 
自分の住んでいる街に「颯爽堂」という新刊書店があるのだけれど、そこの書店がほんとうに好き。職場が書店なので、家の近くに本屋があろうがなかろうがあまり気にしていなかったけれど、家の近くに良い本屋があることがこんなに幸福だったなんて。買い物のついでに思いついて本屋に立ち寄って、そこに必ず自分のほしい本があるということがこんなにうれしいことだったなんて。