ショボショボ

久々に風邪をひいてしまった、早退させてもらったり休みをもらったりと散々迷惑をかけて、ショボショボな気持ちに。毎年4月には風邪をひく、体中の細胞がこれから来る春~初夏~夏という輝かしい季節に拒否反応を起こしているのだろうか。どうであれ反省。せめてお客さんやスタッフに移すことのないようにと一番高いマスクを買ってみたのだけど、つけるとなんだか犬みたいになって、ショボショボな気持ちに拍車が。
 
今日は人文書の値段をつけたり、文庫の値段をつけたり。人文書に線引が多かったので、できる範囲で消しゴムをかけてみたのだけど、思っていた以上に線引が多くて、一通り消し終わったころには軽く汗をかいていた。消しゴムかけやクリーニングなど、地味な作業ほど意外と汗をかく(力を使うから)。線引を消すのは決して嫌いな作業ではない(前の持ち主のクセがわかったり、前半部分だけ線引が多い本を見て「きっと最後まで読まなかったに違いない」と思ったりとちょっと楽しい)。 

熱を出して寝込んでばかりいるのも退屈なので、遅ればせながら西村賢太の小説をいくつか読んでみた。、ら、あまりにも面白くて熱があるのに夢中で読んでしまった。西村賢太が自分のことを書くということと藤澤清造について書くということがきっとほぼ同じことなんだろう。ひたすらにぐっときてしまう。