百年「と」現代小説の倫理

書店からあふれるくらいの小説があり、読者がいる。
読まれる小説と読まれない小説がある。
この差はどこにあるのだろうか。
この単純な問いを問うことで「現代」というものが見えてくるはずだ。
『女たち』ではじめての連作に挑戦した小説家・桜井鈴茂さんと、『衆生の倫理』であらためて自分の思想を示した文芸評論家・石川忠司さんのお二人をお迎えし、90年代以降の「現代小説」という視点で考えていきたい。
読者は何を手がかりに読みたい本を探すのか?猛烈なスピードで回転する小説を捕まえるための「倫理」とは?

桜井鈴茂
1968年生まれ。小説家。著書に『アレルヤ』(朝日新聞社)、『終わりまであとどれくらいだろう』(双葉文庫)、2月上旬にFOIL WEB上での連載に書き下ろし3篇を加えた連作短編集『女たち』が刊行される。
http://www.sakuraisuzumo.com/
『女たち』桜井鈴茂
フォイル・刊
1890円
2月10日発売予定
これを読めばイベントはもっとおもしろい!
百年でももちろん販売します!
石川忠司
1963年生まれ。文芸評論家。『現代小説のレッスン』(講談社現代新書)、『孔子の哲学』(河出書房新社)、『極太!!思想家列伝』(ちくま文庫)、『衆生の倫理』(ちくま新書)などがある。

2009年2月28日(土) 20:00~22:00(開場19:30)
入場料・1000円(定員60名)1月31日(土)11時より予約開始。
店頭、電話、メール(百年HPのお問い合わせよりお願いします。その際、イベントタイトル、お名前、人数をご明記下さい。)で承ります。先着順となります。