百年「と」わたしの器 あなたの器

4月11日(土)20時~21:30(開場:19:30)
高橋みどり(フードスタイリスト)×鈴木るみこ(編集者・文筆家)
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美しいモノと暮らしをしたいと思う。
この美しいモノというのは、決して高価なという言葉とイコールではない。もちろん高価なものもあるが、それだけで判断するのではなく、そのモノがもつ本来の美しさに気づくことが大事だ。たとえば、古道具屋さんでみかけたどうやって使うべきものなのかわからないへんてこりんなモノ、アンティーク市でみつけた薄汚れた食器など、一見すると美しくないモノでも、ある瞬間それが美しくなるときがくる。その瞬間は自分を知ることで生まれる。自分がどんなものが好きで、美しいと感じるのか。それは経験を積んでいくしかない。先験的に身につくものではない。

高橋みどりさんが好きな器とその器に合う料理を紹介した『わたしの器 あなたの器』。美しい器たち。この器をほしいとも思う。けれど、それは本当に「あなた」の器であるのか。あなたの暮らしに必要なものなのか。それを決めるのは本ではなく、あなただ。そのためには自分を知ることが大事だと高橋みどりさんは言う。そのヒントを高橋みどりさんに聞いてみたい。
聞き手には鈴木るみこさん。創刊から10年携わった雑誌『ku:nel』のコンセプトは「ストーリーのあるモノと暮らし」だった。暮らしを見つめてきた二人によるトークイベント。
自分を知ることで美しくなる。
                                                                                                                                          

高橋みどり(たかはし みどり)

フードスタイリスト。1957年群馬県生まれ、2歳から東京育ち。女子美術短期大学部で陶芸を専攻後、テキスタイルを学ぶ。大橋歩事務所のスタッフ、ケータリング活動を経て、1987年フリーに。根っからの食いしんぼうの延長線上に今の仕事がある。おもに料理本のスタイリングを手がける。著書に『うちの器』(KADOKAWA)、『伝言レシピ』(マガジンハウス)、『ヨーガンレールの社員食堂』(PHP研究所)、『私の好きな料理の本』(新潮社)など。

鈴木るみこ(すずき るみこ)

編集者・文筆家。1963年静岡県生まれ。上智大学仏文科卒。マガジンハウスに入社して『オリーブ』編集部等に勤務した後、渡仏。帰国後フリーランスとして、翻訳、編集、執筆をおこなっている。2002年『クウネル』、2014年『つるとはな』の雑誌創刊に参加。著書に『O KU 内藤礼/地上はどんなところだったか』(hehe)、編著に『スマイルフード』(マガジンハウス)、『パリのすみっこ』(マガジンハウス)、『長尾食堂』(マガジンハウス)、『スープブック!』(学研)等がある。
   

3月28日(土)11:00~電話(0422-27-6885)・店頭・メール(HP右上の「お問い合わせ」もしくはmail@100hyakunen.com)にて予約受付開始!
チケット:1000円