「アジアの笑顔にまなぶ」なぜこの人たちは こんなに心安らぐ笑顔なのか 出版記念 長谷川友子 写真展

「アジアの笑顔にまなぶ」なぜこの人たちは こんなに心安らぐ笑顔なのか 出版記念
長谷川友子 写真展

会期: 2023年6月7日(水)-6月18日(日) 12:00-20:00 最終日17:00まで ※ 6月13日(火)休み
場所: 吉祥寺 百年 (武蔵野市吉祥寺本町2-2-10 村田ビル2F) にて

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2021年6月に百年にて開催した写真展「郡上」(過去展示情報)にて、60年代に撮影された貴重なプリントなどの資料を展示のため多く提供くださった長谷川友子さん。
今回長谷川さんが、これまでにアジア各地をたずね、撮影した人々の姿を収録した写真集を出版されました。百年ではこれを記念して収録作品のプリント展示と写真集の販売を行います。

1968年の郡上での撮影から半世紀以上、いまも写真に取り組み続ける長谷川さんがたどりついたという「写真とは」「写真の可能性とは」。
日本からインド、ミャンマー、モンゴル… 行く先々に暮らす人々をレンズを通じて、そしてプリントを通して見つめてきた長谷川さんの作品から、わたしはなにを感じるのか。写真集を制作していると聞いてからずっとこの日を楽しみにしてきました。(百年スタッフ)


誰しも、それぞれの国の歴史を背負っている。
国の成り立ちにおいては、植民地であったかなかったか、政治的には、民主政権か軍事政権か、文化的には民族的な死生観や宗教を、我々個人の能力とは関係なく引き受けて生きていかなければならない。

アジアの国には、経済成長から置き去りにされた多くの人々がいる。
電気や水道もない暮らし、粗末な家、きびしい肉体労働。
それゆえ、彼らには、その暮らしの中で身に付けた生きるための強さと、1人では生きて行く事が出来ない事を自ずと知っているがゆえの、互いを思いやるやさしさがあった。

彼らにカメラを向け続ける事は、「人間が生きる時に大事な事は何であるか」「生きるとは」を学ぶ事であった。

長谷川 友子 / Tomoko Hasegawa

1968 大学入学をきっかけに写真の世界へ入る
1984 写真展「私の出会った女たち」日本女性会議’84名古屋 名古屋市公会堂
1987 アジアの人々の写真を撮りはじめる
1990 フォトスタジオに勤務
1991 スタジオを退職後フリーカメラマンに
1994 個展「モンゴルの家族」名古屋市教育館
2002 個展「アジアの笑顔にまなぶ ビルマからの波ーメソット」 栄フォトギャラリー(名古屋)
2002 個展「アジアの笑顔にまなぶ オリッサ州の山村」 栄フォトギャラリー(名古屋)
2006 個展「ZAW GYI PYAN U HLA90才」バガン(ミャンマー)
2007 個展「アジアの笑顔に学ぶ ビルマ」 豊田市美術館ギャラリー
2008 個展「ビルマあやつり人形師ZAW GYI PYAN U HLA」 いいだ世界人形フェスティバル 飯田市美術博物館ギャラリー
2009 第1回「写真の散歩道」企画(以後隔年開催) 名古屋市
2010 写真展「アジアの笑顔にまなぶー自然と共に生きるアジアの人々」 COP10生物多様性国際会議市民ネット
2013 京都造形芸術大学美術科写真コース卒業(2009~)
2020 個展「second home」ヤンゴン(ミャンマー)
2021 第7回「写真の散歩道」企画 名古屋市


Everyone carries the history of their own country on their backs.
The formation of the country, in standing, whether it was a colony or not, politically is it a democratic government or a military government? Culturally, an ethnic view of life and death, and religion, etc.,
we can’t help taking over regardless of our individual abilities.

Many Asian countries have been left behind by economic growth. There are people.
Living without electricity and water, poor houses, heavy physical labor.
Therefore, in their severe lives they have the strength to live, caring about each other because they know that they can’t do things alone. There was compassion.

Keeping the camera pointing at them is learning “what is an
important thing when humans live” and “what and how to live”.