福島彰秀 写真展
会期:2018年7月1日(日)‐ 7月8日(日)
時間:12:00—20:30
会場 一日(武蔵野市吉祥寺本町2-1-3 石上ビル1F)
会期:2018年7月9日(月)‐ 7月22日(日)
時間:12:00—21:30
会場 百年(180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-2-10 村田ビル2F Tel / Fax: 0422-27-6885)
「今と言う時代を共有する限り、”戦争”、”戦後”の体験の有無の別なく、”戦後”は被らざるをえないわけです。”戦後”を安易に”総括”してはならないのです。戦争を通過し、戦前より、なお、棲息している、国家の構造、天皇制、国家資本の価値観が転覆せぬ限り、”戦後”をひきずるしか仕方ないわけです。」(1968年)
こう語るのは写真家の福島彰秀。1960年代から1970年代にかけて、郡山、下北半島、四日市を、”戦後”をひきずりながら撮影しました。
福島唯一の写真集『這根』は1968年から1971年に撮影されたものをまとめた作品集です。
発行元は「491」。集団撮影行動を組織するなどしていた「全日本学生写真連盟」の活動を後方支援していたとされています。
高度経済成長期、激しく揺れ動く日本の姿を福島は写真という手段で訴え続けました。
1973年の『這根』刊行後、福島は商業カメラマンへと活躍の場を移していきます。
今回、写真集『這根』との出会いに恵まれ、またプリントとの出会いにも恵まれました。
この貴重な機会に「百年」と「一日」でプリントの展示・販売をいたします。