『顔!パプアニューギニアの祭り』刊行記念トークイベント
西江雅之写真集『顔!パプアニューギニアの祭り』刊行記念トークイベント
ゲスト:加原奈穂子
【日時】2018/7/21(土)18:30~20:00(開場18:00)
【場所】百年(180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-2-10 村田ビル2F Tel / Fax: 0422-27-6885)
【チケット代】1500円
軽装で世界中に出かけていったことから、「裸足の学者」と呼ばれた人、西江雅之。アフリカなど世界各地でフィールドワークを重ねた言語学者、文化人類学者で、とくに異言語間の接触によって生じるピジン・クレオール諸語の研究者として知られている。活動は研究に留まらず、赤塚不二夫、山下洋輔、楳図かずおなどジャンルを超え、多くのトップランナーたちとの交友もあった。西江雅之がパプアニューギニア、「シンシン」祭りで撮影した異郷の顔が、いま鮮やかに!恐ろしく!怪しく!楽しく!蘇る。
ゲストには西江雅之の弟子であり、本写真集企画立案者の加原奈穂子さんを迎え、西江雅之とパプアニューギニアの「シンシン」について、貴重な「シンシン」祭りの映像を交えながらお話いただく。2015年に逝去した伝説の学者の横顔と目に映した風景がいま明らかになる。
*上映される映像は特に編集されたものではなく、ほぼ撮ったままの状態のものです。『顔!』に登場する人びとが活き活きと動く姿は現場の空気を感じさせるものではありますが、お見苦しい点もあることを、あらかじめご了承ください。
西江雅之(にしえ・まさゆき)
1937年、東京生まれ。文化人類学者・言語学者。早稲田大学政治経済学部卒、同文学部大学院芸術学修士課程修了。フルブライト奨学生としてカリフォルニア大学大学院で学ぶ。その後、東京外国語大学、早稲田大学、東京藝術大学などで教鞭をとった。世界各地で言語と文化の研究に従事。飾り気のないその人柄から「裸足の学者」と呼ばれる。現代芸術関係での活動も多いほか、エッセイの名手としても知られ、多くの高等学校国語教科書に作品が採用されている。2015年没。
主著に『花のある遠景』、『異郷の景色』、『旅人からの便り』、『ヒトかサルかと問われても』(半生記)、『アフリカのことば』、『ことばの課外授業』、『食べる』、『写真集 花のある遠景』などがある。
加原奈穂子(かはら・なほこ)
早稲田大学非常勤講師、専門は文化人類学・民俗学。西江雅之写真集『顔!』の企画者の一人。パプアニューギニアにも度々足を運ぶ。『顔!』におさめられた写真の舞台である、パプアニューギニアの高地地方の主要都市、マウントハーゲンの祭りの動画を撮影(今回、上映予定のもの)。
【ご予約受付中】
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