宮川隆展「みやこ」

会期:2016年6月8日(水)-6月29日(水)
時間:平日12:00-23:00 土曜11:00-23:00 /日曜-22:00 火曜定休
会場:吉祥寺・百年 (武蔵野市吉祥寺本町2-2-10 村田ビル2F)

みやこメイン画像

グラフィック・デザイナーにして故郷・宮古島でカンカカリャ(霊能者)と認められた異才の画家、宮川隆さん。
今年4月に発売となった初の画集『みやこ』の刊行を記念して、原画を含む作品展を開催いたします。

「カンカカリャ」とは沖縄・宮古島の「霊能者」のこと。
宮川隆さんは、既にグラフィックデザイナーとして活躍していた
38歳のころ唐突に、1枚の絵を“描いてしまった”という。
それは今まで学んできたどの技法とも違う、自分が描いたという実感の持てない絵。
一体、自分はどうしてしまったのか ――?

それから20年以上もの間、デザイナーとして活躍しながらカンカカリャとして
受け取る宇宙規模の情報を、日々、紙に“うつしとる”作業を続けている。

まつり、戦争、人、宇宙、音楽 ―― 文字や呪文のようにも見えるその絵は、
なにを伝えようとしているのか?

日々、祈りのように描く。
宮川さんが描き出す世界を、ぜひご覧ください。

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[関連書籍]
宮川隆画集『みやこ』
著者;宮川隆
論考:椹木野衣(美術評論家)/寺尾紗穂(音楽家、文筆家)
定価:本体価格2200円+税
四六判/192ページ/ソフトカバー
デザイン:宮川隆、服部一成(カバー、表紙、扉) 

                                     

宮川隆(みやがわ・たかし) 
1955年沖縄県宮古島生まれ。グラフィック・デザイナー。
沖縄が日本に返還された18歳の年に上京。日本画を学ぶため大学進学を目指すが、失敗。
紆余曲折ののちに工作舎へ入社し、グラフィック・デザイナーとして働き始める。
93年、フリーに。同じころ、初めて本書収録のような「絵」を描きはじめる。
そして、「カンカカリャ」となる。現在もデザイナーとして活躍中。