来たるべき言葉のために / 中平卓馬
高梨豊、多木浩二、岡田隆彦らとともに創刊した写真同人誌『プロヴォーク』によって写真史に名を刻んだ中平卓馬の第一写真集復刻版。「アレ、ブレ、ボケ」と称される鮮烈な作風はいまなお多くの写真家に影響を与えています。しかし『来るべき言葉のために』発刊後の中平は自らの作風を否定し、作品から作者の姿を消し去るような作品へと転向していきました。

愚者の船 東京・昭和61-63年 / 鈴木清
日本を代表する写真家・鈴木清の第5写真集。定時制高校を卒業後、漫画家を志し上京しましたが、土門拳の『筑豊のこどもたち』に影響を受け写真家になることを志しました。刊行された写真集はほぼすべて自費出版、編集・装幀も作家自身が手掛けましたが『愚者の船 東京・昭和61-63年』は唯一出版社から刊行された写真集です。

センチメンタルな旅 春の旅 / 荒木経惟
20年以上ともに暮らした愛猫「チロ」との最期の日々を収めた写真集。愛妻との日々を綴った代表作『センチメンタルな旅　冬の旅』の姉妹作（？）とも言える写真集です。

風姿花伝 / 須田一政
寺山修司主宰の天井桟敷の専属カメラマンとしても活躍した須田一政の第一写真集復刻版。主に関東近辺と東北で撮影されたスナップを中心に納めます。「このシリーズは私がやっとスタートラインに立てた作品で、それだけに感慨深く、また「昔の名前で出ています」みたいで少々の照れを感じたりもする。」（あとがきより）

狩人 / 森山大道
1967年に日本写真批評家協会新人賞を受賞してから今もなお旺盛に作品を発表し続ける森山大道の復刻版写真集。元版が発刊された時点での、また後年においても代表的な作品を収めます。限定350部、サイン入り、プリント付き。

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