世田谷美術館で『村山知義の宇宙 すべての僕が沸騰する』を観てきた。いやーみているこっちも沸騰せざるを得ない。ちょうど『前衛の遺伝子 アナキズムから戦後美術へ』足立元の三科、マヴォの章を読んでいるので、展示されている作品から時代の興奮がそのまま伝わってくる。
市場で見たものや競り負けたものもあったりで、ついつい値踏みしてしまう。いくつかは安く売ってしまったなぁと反省したりもした。
花森安治の展示も同時に開催していて、そちらもよかった。花森の『一銭五厘の旗』はいま読みたい本。いま、デモで掲げているのはこの一銭五厘の旗だろう。そういえば東浩紀『一般意思2.0』と新井英樹『キーチVS 9巻』がリンクしている。