木曜日。静岡・清水まで買取。いままでで一番遠い出張買取。東名は空いていたが思ったより遠かったのと、走ったことのない高速だったので(どこに取締りがあるか、どこで渋滞するのかとかがわからないとけっこう気を使う。関越はだいたいわかる。)ちょっと疲れた。
お店をはじめて1年か2年目くらいからご縁のある方。お売り頂いたのははじめてだけど、百年のことをいろんな方に紹介していただいたりとずっと応援していただいている。すごいのをお持ちなのは知っていたけど(今回はそのごく一部。)、まさか百年にお売り頂けるとは思っていなかったのでうれしいのと同時に驚いた。
『井上有一全書業』とそれに収録もされている書「断」(1977年制作)、荒川修作、ナムジュン・パイク、ジョン・ケージ、靉嘔、瑛九、池田龍雄などのシルクスクリーン、ヨーゼフ・ボイスのオフセット・サイン入り・限定25部、中村宏のドローイング「少女分解」(1990年制作)、『瑛九作品集』(特別限定版、限定100部)などなど列挙しているだけで興奮してきますね。
スペース的に全部を出せないのですが、徐々にお店に展示販売していきますのでお楽しみに!!!
清水のおみやげに生の桜海老と釜揚げしらすを買って、スタッフに持たせた。さっそく食べたらしく好評だった。わが家もあっという間にぺろりだった。
金曜日。市場ではげしく欲しいのがあったが駄目だった。いい流れが来ていると思ったのだけど。ひさしぶりにくやしい。
ヨーゼフ・ボイスのオフセットを世界堂で額装してもらう。2時間待ち時間があったので『ファミリー・ツリー』(原題はthe descendant。子孫という意味。邦題のほうがいい。)を観た。(『サイドウェイ』の監督だったので観たかった。)朝聴いたラジオで、主演のジョージ・クルーニーが、50歳になって人として成長することを演じるのは簡単ではなかった、というようなことを言っていた。
子供ができて、自分や妻、家族に対してごまかさずに真正面からぶつかっていかなければいけない場面が多くなった。これまでの自分では対応できないこともあったりする。成長かどうかはわからないが、自分自身を刷新してく感じがある。それは歓びなんだと思うようになった。でもいつかそれを放棄してしまうこともあるのだろうか。あるとすれば悲しいなと思うが、悲しいということさえ気づかなくなるのだろう、と思うとさらに悲しい。
きんさんぎんさんのぎんさんの長女は98歳だって。