連休最終日はぼちぼちの売り上げ。お客さんの流れも緩やかだった。
大市ということもあって一気に在庫整理をしたら、バックヤードと店内がすっきり。不良在庫と判断せざるをえない本を出品に回した。どれも思い入れのある本なので心苦しいが、また縁があれば回ってくるし、健全な経営をしなければいけない。
 
昨晩、NHKで『もしも明日…我が子に虐待をはじめたら』という番組を妻と見た。この番組は毎回ハード。虐待をする心理はわかりやすい。自分の人生がうまくいっていないことを子供のせいにしてしまう。自分の欲望のためでしか子供をみていない。この回路に陥ってしまうのは誰でも紙一重だと思う。うまくいっていないことを社会や学校や親や誰かのせいにしてしまったことは誰にだってあるはずだ。(これはうまくいくことを自分以外の誰かに頼ってしまうこととも同じだ。)そこに陥らないためには、「孤独」にならないことだろう。友達や家族を作れ、ということではなくて自分が孤独であることを(つまるところ誰もがそうだ)認めるということだろう。そのときはじめて「自分」から自由になれるんじゃないだろいうか。番組のドラマ部分(谷村美月の薄幸ぶりが秀逸。)の劇中歌がハナレグミの『光と影』で歌詞が胸に刺さった。