10時42分に無事産まれた。男の子。
深夜から陣痛がはじまり、3時頃駆けつけた。子宮口が完全に開いたということで7時頃に分娩室にはいった。助産師さんからはあと3,40分で産まれますよと言われたのだけど、破水から丸二日経っていることと、妻の体力も減っていることもあって、なかなかいきめない。もう頭は見えている。4時間近く経過してしまい、陣痛が弱くなってきてしまい、陣痛促進剤を使用することに。そして、もう押せば出るよ、ということになって、恰幅のいいベテラン助産師さんがやってきて、腹を全体重かけて押す。(立ち会ったのだけど、このシーンが一番驚いた。頭側にいたので、エグイ部分はみていない。)吸引もしつつそれを２回くり返し、それでももう一押しが足りなくて、鉗子を使い、最期の一押し。そして、一拍置いて泣き声が聞こえた。
約３２００グラム。抱えるとけっこう重かった。経験したことのない喜び。こういう風に感動するなんて知らなかった。自然と涙が出た。こう書いていても潤んでくる。
名前は、青。あお。樽本青。瑞々しく、美しく、気高く、そういう人になってほしいなと思う。