カタリココ

遠方からお客様がいらして、戦中・戦後の児童書をまとめてお買い上げいただいた。さっそく届いて嬉しい。
一般の方向けの市である「七夕市」に行く。一般の方も大勢いるので、邪魔にならないようみていく。業者からすると基本的には売る市になるので、入札するものはない。ただ勉強にはなる。通常市でもそうそう見ないものがたくさんあるからだ。いつかこういうものを扱う時が来るのかなぁなどと思いながらざっと見てまわった。
スタバでいよいよ明日に迫ったカタリココに向けて、前田司郎さんの『大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇』を読んでいた。地獄に五反田とうきゅう屋上から旅行に行く話。受け入れろ。そのなかの地獄温泉のくだりで笑ってしまう。温泉がビーフシチュー。受け入れろ。ほとんどの作品に共通していることだけど、大なり小なりの事件が起こっていたり、奇妙なシチュエーションに置かれた状況のなかで、ふいに人生の真理のようなものを悟る。その対比がおもしろかなしい。
明日のカタリココはすごく大きな話をするそうです。
もう少しだけお席ございます。当日券もご用意する予定ですが、定員に達し次第終了いたしますのでご注意下さい。