日々

土曜日、渋谷まで買取り。ベッティナ・コメンダ『キンダー』(2年ぶりにみた!)、スーザン・チャンチオロ、ヒロ杉山、boris mikhailovなどなど。
夜、髪を切る。昭和っぽくなった。
 
日曜日、調布まで買取り。定期的にお売りいただいている。IZIS『GALA DAY LONDN』『GRAND BAL DU PRINTEMPS』『PARIS DES REVES』、『LEWIS CARROLL PHOTOGRAPHER』1949初版(重版もされてますが表紙が違います)、『つげ義春全集』揃・サイン入りなどなど。
 
7月3日(土)カタリココ・大竹昭子さん×前田司郎さんのお席まだございます。ご予約はお早めに!
前田さんの『恋愛の解体と北区の滅亡』で、主人公(男)はSMクラブでスクール水着(女性用)を着用するところで哲学的命題にぶち当たり悟る。同時刻に北区が宇宙人によって攻撃される。しかし、そのことには大して興味がない。地球の滅亡がかかっている社会的な、世界的な大事件なのに、すごく狭い世界(SMクラブの一室)で個人的な問題のほうを大事にしている。『夏の水の半魚人』では子供の半径一メートルの世界が世界のすべてであるような世界を描いて見せた。ほかの作品でもそうだが、自分の世界を肯定する力の説得力によって、前田さんの作品の魅力は支えられているように思う。その説得力を生み出す源のようなものを知れたらいいなと思っている。