百年と亀倉雄策『朱の記憶 亀倉雄策伝』刊行記念 

1月23日(土)20:00~21:30(開場:19:30)
会場:百年(東京都武蔵野市吉祥寺本町2-2-10 村田ビル2F Tel/Fax:0422-27-6885)
ゲスト:馬場マコト + 森岡督行(森岡書店)
定員:50名

W=630px

「1964年の日本で開催される悲願の東京オリンピック。そこに込められた人々の思いをすべて凝縮した奇跡のエンブレム。懇談会のメンバー9人の誰からも異議の声は上がらない。上がりようもない。15人が囲む大きなテーブルの真ん中で、亀倉雄策の描いた朱の太陽が、ただ燦然と輝いていた。」『朱の記憶 亀倉雄策伝』馬場マコト

揺れ続けている2020年の東京オリンピック。その大義を考えると必ず1964年の東京オリンピックに立ち戻る。なぜ開催するのか。そこには大きな「朱の太陽」があった。敗戦を乗り越え、再び光り輝く太陽だ。ではいまどんな「太陽」が私たちに必要なのか。
亀倉雄策が生きた激動の昭和。それはデザインが社会に影響を強くもった時代だった。亀倉雄策を知ることで、いま生きる私たちの時代を浮かび上がらせたい。

『朱の記憶 亀倉雄策伝』(日経BP)で臨場感あふれる文章で亀倉雄策を生き生きと描き、その生涯と仕事から昭和史の裏側をあぶりだした馬場マコトさんと、日本の対外宣伝グラフ誌について造詣が深く、亀倉雄策も所属していた日本工房が入居していた銀座のビルで、一冊の本を売る森岡書店を営む森岡督行さんによる、亀倉雄策をめぐるトーク。            
                                                           

馬場マコト
1947年石川県金沢市生まれ。1970年早稲田大学教育学部社会学科卒業。日本リクルートセンター、マッキャン・エリクソン博報堂、東急エージェンシー制作局長を経て、1999年より広告企画会社主宰。NTT民営化キャンペーン、リクルート「情報は人間を熱くする」企業広告など、各社の企業広告を数多く企画制作。1992年度日本広告業協会クリエイティブ・オブ・ザ・イヤー特別賞、新聞協会賞、ACC話題賞、電通テレビ部門賞、ロンドン国際広告賞など、国内外広告賞を多数受賞。第六回潮ノンフィクション賞優秀作、第五十回小説現代新人賞受賞。著書に『戦争と広告』『花森安治の青春』『従軍歌謡慰問団』の戦争三部作(白水社刊)他

森岡督行
1974年生まれ。「一冊の本を売る書店」がテーマの森岡書店代表。同店は、日本工房が入居した銀座・鈴木ビル内にある。著書に『Books on Japan 1931-1972』(ビー・エヌ・エヌ新社)、『本と店主』(誠文堂新光社)などがある。『芸術新潮』でコラムを、『工芸青花』(新潮社)HPにて日記を連載している。
                                                              

1月9日(土)11:00~電話(0422-27-6885)・店頭・メール(HP右上の「お問い合わせ」もしくはmail@100hyakunen.com)にて予約受付開始。チケット:1000円*百年で『朱の記憶 亀倉雄策伝』(日経BP社)をご購入の方100円引き