長野陽一展示関連イベント 長野陽一と高山なおみの美味しいポートレイト

10月27日(月)20:00‐21:30

定員に達したため予約受付は終了しました。●
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長野さんが撮影した料理の写真は、あつあつの湯気や香ばしい匂いがしそうというよりも、料理をつくった人のその料理に対する気持ちを掬い取るような写真で、安心のできる農家の食材のように美味しそう。『美味しいポートレイト』をみていると、それぞれの料理に向かい合う人たちの顔が見えてきます。それと同時に、料理に、人に、写真に向き合う長野さん自身も見えてくる。この写真集は長野さんのポートレイトでもあるようです。

『高山なおみ=料理』で高山さんはポートレイトとしての料理本をつくったように思いました。この本には、高山さんの魅力と美味しい料理が詰まっています。つくって美味しい、読んで美味しい。10年経っても、30年経っても色あせることのない料理本の傑作です。
10月からはじまったドラマ『昨夜のカレー、明日のパン』で料理監修を手がけている高山さん。「日々ごはん」ではバタバタとしつつも現場の楽しそうな雰囲気が伝わってきます。

どうしたら「美味しい」写真と料理をつくれるのでしょうか?みんなで食卓を囲むようにお話をお伺いしたいと思います。

長野陽一(Yoichi Nagano)

沖縄、奄美諸島の島々に住む10代のポートレイト写真「シマノホホエミ」を発表後、全国の離島を撮り続ける。写真集に『シマノホホエミ』(情報センター出 版局/2001年)、『島々』(リトルモア/2004年)、改訂版『シマ ノホホエミ』(フォイル/2008年)、『BREATHLESS』(フォイル/2012年)など。国内外で個展やグループ展を開催、国際展にも参加。また、『ku:nel』(マガジンハウス)などの雑誌、広告、CM、映画など様々な分野で活動中。http://www.yoichinagano.com/

高山なおみ(たかやま・なおみ)
レストランのシェフを経て料理家に。文筆家としての顔も持つ。 著書に、『帰ってから、お腹がすいてもいいようにと思ったのだ。』(文春文庫)、『高山なおみの料理』(KADOKAWAメディアファクトリー)、『高山ふとんシネマ』(幻冬舎)、『アンドゥ』『料理=高山なおみ』(以上リトルモア)、『今日もいち日、ぶじ日記』『明日もいち日、ぶじ日記』(以上新潮社)、『気ぬけごはん』(暮らしの手帖社)など多数。http:/http://www.fukuu.com//