百年「と」活字 −いま本屋で活字と本を知る−

9月14日(日)13:00–14:30(開場:12:30)

定員に達したため予約受付は終了しました。●
katsuji+
なにか本屋らしいトークショーはできないか。
百年は古本屋だ。自分が生まれる前に発行された本もあれば戦前に数十冊しか
発行されなかったような貴重な本もある。
そんな本には最近では見かけない特殊な書体の文字が並び、レイアウトも様々だ。

本離れ、活字離れといわれるいま現在も年間7万5千冊弱、本は出版され続けている。
1冊の書物の仕上がりの美しさは文字の大きさや配置、空きスペース、行の組み方など
デザイナーたちによるあらゆる視覚コントロールで決まる。
圧倒的なデザインの美しさで世界各地から支持される雑誌「アイデア」の
アートディレクションとデザインを担当する白井敬尚さんと、
毎号変わる特集を生みだし続ける編集長 室賀清徳さんをお招きし、
書物にとっての「活字」の魅力、またメディアとしての「書物」についてお話を伺いたい。

美しいタイポグラフィにこだわり続けてきた白井敬尚さんと、
グラフィックデザインを主軸としたメディアを扱い、つねに情報の最前線にいる
室賀清徳さんからタイポグラフィーの面白さ、これからの書物についてじっくり「本」の話を聞いてみたい。

室賀清徳(むろが・きよのり)「アイデア」誌編集長

1975年新潟県生まれ。東京大学文学部美学芸術学専修課程卒業。1999年より株式会社誠文堂新光社にて雑誌「アイデア」をはじめ、デザイン、タイポグラフィ関連書を中心に編集する。2002年発行の291号より同誌編集長を務める。

白井敬尚(しらい・よしひさ)グラフィック・デザイナー

1961年愛知県生まれ。1987年、(株)正方形(清原悦志主宰)入社。1998年、白井敬尚形成事務所設立。タイポグラフィを軸としたエディトリアル・デザインとグラフィック・デザインに従事している。2005年よりデザイン誌『アイデア』のアートディレクションとデザインを担当。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科、新宿私塾、MeMeデザイン学校など教育機関で教鞭もとっている。