Artist Statement-記録する。「あたらしい風景」中島古英 写真展-

会期:2021年4月7日(水)〜18日(日) ※ 13日(火)定休日

中島 古英 Nakashima Kohide
1973年 東京生まれ
日本大学大学院映像芸術専攻終了

写真新世紀 入選
写真ひとつぼ展 入選

主な写真展
「cut」ギャラリー5610
「肌の温度 葉の温度」ガーディアンガーデン

・今回の展示のコンセプトをあらためてお聞かせください。
昨年の春、息子の小学校は休校、娘の保育園は登園自粛となりました。
仕事の撮影が減った私は、定点観測のように息子と娘のポートレートを撮り始めました。
外出自粛、ステイホーム、ソーシャルディスタンス・・・これまでの日常にはなかった言葉が溢れ、誰もが戸惑いを感じた一年。子供達の未来を想いながら一年を振り返る機会として、4月に写真展を開催しようと思いました。

・今回の展示ではコロナ禍以降の作品も展示予定とのことですが、作品を撮るうえでコロナ以前/以後で何か心境の変化や、ご家族との関係(あるいは被写体)の変化はございましたか?
コロナ禍の先行き不安な状況の中で、日毎ころころと変わる子供達の姿は唯一の希望でした。彼らを撮ることで、私は前向きな気持ちを維持することができました。このような心境で子供達の写真を撮ることはこれまでないことだったかもしれません。子供達は、学校や保育園に行けないストレスを多少感じつつも、家族が一緒にいる時間が増えたことが嬉しかったようで、毎日私がカメラを向けることを自然に受け入れていました。

・作品を撮り続けるうえで(あるいは作家としてのはじまりともなったような)影響を受けたもの/体験はございますか。
学生時代に能登半島を旅し、そこに暮らす老女達を撮りました。それが写真を撮り続けていきたいと思ったきっかけです。

・影響を受けた本、おすすめの本、○○な時に読み返す本など、なにか1冊をご紹介ください。
宮本輝さん「幻の光」

・今後の活動予定(展示の告知など)があればご紹介ください。
普段は広告のスチール撮影とCM等のムービー撮影の仕事を中心に活動していますが、忙しい日々の中でも写真展の機会を増やしていきたいと思っています。

会場では写真集も発売中です


2017年にオープンした古本屋&ギャラリーです。古本屋「百年」の姉妹店です。
吉祥寺駅から徒歩3分。
写真、イラストレーション、絵画、立体、映像など、ジャンルは問いませんのでぜひご相談ください。
事前にメールにてお問い合わせ後、作品のイメージが伝わるもの(ポートフォリオ等)をご持参のうえ、どのような展示にしたいかをご提案ください。

5日間(水~日曜):15,000円+2,000円(税抜)
11日間(水~月曜&翌水〜日曜):30,000円+2,000円(税抜)
※最長2週間迄

✉mail@100hyakunen.com