「いぬのせなか座」とはなんだったのか? ――2015-2021をふりかえる、回顧+現在展

会期:9/29(水)-10/17(日) 12:00-19:00 ※火曜定休
場所:百年(180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-2-10 村田ビル2F)

いぬのせなか座を主宰している山本浩貴です。
いぬのせなか座は、さまざまな表現形式から言語芸術や〈私〉を問いなおし、死後への教育の可能性をなるべく日常的に考え続けていくための集団として、2015年5月に立ち上げられました。
以降、Google Documentを使用したテクストの共同制作「座談会」の実施、メンバーによる議論や作品を掲載した書籍「いぬのせなか座」の制作、外部の書き手による詩歌集の編集・デザイン・刊行、『美術手帖』でのアンソロジー制作や『現代詩手帖』での連載といった外部媒体への寄稿、「言語表現を酷使する(ための)レイアウト」と称された連続講座の実施など、さまざまな角度から活動を続けてきました。

今回の展示では、これまでのいぬのせなか座の活動を、刊行してきた書物を中心にふりかえります。各書物の初版時のデザインや、制作途中の仮案なども公開します。今年6月に刊行したばかりの写真集『クバへ/クバから』の著者、三野新さんによる写真の展示も行なうことで、「これまで」と「いま」を概観できたらと思います。
期間中、関連書籍をご購入いただいた方には、主宰の山本によるコメンタリー冊子をお渡し予定です。

Twitter: @hiroki_yamamoto

いぬのせなか座
山本浩貴(1992年生)+h(1993年生)、鈴木一平(1991年生)、なまけ(1991年生)、笠井康平(1988年生)からなる制作・批評グループ。詩や小説、散文作品の制作はもちろん、書籍の編集・デザインやパフォーマンスの上演、各種媒体への批評・論考の寄稿など、さまざまな角度から言語表現の可能性や他表現ジャンルとの関係、共同制作の手法や意義などを考え、提示している。
https://inunosenakaza.com